あんらくし

考えたことのメモなど

大森靖子「クソカワPARTY」@人見記念講堂に参加した話

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2018年12月9日(日)に人見記念講堂で行われた大森靖子さんの「クソカワPARTY」東京公演の感想とメモです。
MCの内容について書くのどうなんだろうかと思ったけれど、あとで読み返したい気持ちがあるので記憶の限りメモしておきます。ただ、記憶があいまいなので正確性はゼロです。

・安定のぼっち参加だったので、駅から歩いて行く途中でナナちゃんスウェットを着た人たちとすれ違うたびに「道はあってるんだなよかった」と「すごいなあ」の気持ちでそわそわしていた。友達が(あるいは知り合いが)欲しいと思いつつなにもしようとしないで毎回ウワーッてなるのいい加減やめたほうがいい。

・駅からまっすぐだったので迷わずにつき、先行販売していた物販を買いに行く。プレゼントボックスあるのかどうかわからなくて日和っていたけどふつうに物販の横に設置してあった。人が多いとあれだけど、そこまで混んでいなければふつうに入れられる感じだった。

・一万円いくとゆるナナちゃんとチェキがとれると聞いてえーどうしよう撮りたい(けど撮ったあと一人で盛り上がりをもてあまして悲しくなりそう)と思っていたけど、支払いの時ふつうに一万超えてたので運を天に任せてチェキ券をもらう。

・開演2時間前だったので人もそこまでおらず、スーッとチェキの列が進んでいった。ゆるナナちゃんはぴょこぴょこ動いて愛くるしい。自分の番になったので荷物を置いて近づくと、手を振ってくれてウワッとなった。かわいいがすぎる。堪えきれず手を握ってもらったらなぜか早めの鼓動を感じた。たぶん自分のやつだと思う。手を握ったまま撮ってもらって帰ろうとすると、「お鼻がふかふかなんですよ」と教えてもらったのでおそるおそる触ってみるとふわっふわだった。なんだろう、マシュマロとかそういう類の触り心地を感じた。楽しかった。

・大学構内でたむろしているのもどうかと思って外に出る。駅からここにくるまでの道すがらいくつか店があったけれど、既に混んでそうだったので反対側で店を探すことにする。五分くらい歩いたところでなんか全然店がないと気付いてはいたものの、戻るのも面倒で歩き続けてしまった。歩数バトルの真っ最中だったので、たとえ店がなくても歩数が稼げていいかな〜くらいの気持ちでいられたのでそこまで辛くなかった。けっきょく徒歩20分くらいのところにあるマックで1時間くらいダラダラしてから戻った。もらったあとこわくて見られてなかったチェキを見たら、あまりにも無の顔で写っていて引いた。めちゃくちゃ楽しいのにカメラ向けると表情筋しぬのを来年こそなんとかしたいと決意するなど。

・開場15分前くらいに戻ると、それぞれ思い思いの場所で人々が開場を待っていた。一人で待ってる人もそこそこいて勝手に安心した。係りの人の指示に従って入場列に並ぶ。

・開場でかかっている道重さんの曲を聞きつつ開演を待つ。18時過ぎに照明が落ち、「REALITY MAGIC」のサビがかかるなかステージにメンバーが現れた。「人生がぁ、かわいくないと、生きてる価値ぃ、なくない?」という靖子ちゃんの声に音源通り「テメェが言うな、ブス」と返答があり、舌打ちで応えてから曲がはじまった。

♪GIRL’S GIRL
席があるし座ってるからサイリウムどうやってふればいいのかと思っていたけど、登場と同時に客席も立ち上がったので杞憂だった。ピンクでしょぜったいとおもってうすピンクにしてた気がする。サイコーのところで上げて、サイテーのところで逆さにして下げるのなるほどと思う。はねまわる靖子ちゃんかわいい。

♪Over The Party
二曲目にして聞きたいとおもってた曲がきて動揺した。いつかのライブ動画みてから「進化する豚」って歌うのに憧れ続けていたので声を出せてよかった。日本語の音も楽器の音も気持ちよくて出来る限り爆音で聴いていたい歌なのでライブで聴けるの最高すぎた。サイリウム多分余裕なくてかえられてない。

♪TOKYO BLACK HOLE
CDジャケットとかMVのイメージが強くて黒が似合う曲だなと思う。サイリウム青とかにしてた気がする。「僕が死ねばいいと願った奴は一人残らずいつか必ず死ぬだろう」「忘れるさ 忘れるさ」というところ、「オメーのこと忘れてやらねえからな、絶対ぶっ殺してやるぞ!!覚えとけよ!!」という気持ちとは違う凪いだ怒り(諦め?)を感じて好き。

・MCタイム。
「クソカワPARTYにご参加いただきありがとうございます!」みたいな話からはじまった気がする。以下、覚えていることの羅列です。
・ほとんど物販のペンライトだ!ありがとう嬉しいです。ナナちゃんの人もいる!他の現場の持ってきたよ〜って人は?あんまいないか。でも、なんでも嬉しいです。みんな一人一人好きな色も持ってる色も違って、今日はこの色の気分とかこの曲はこの色!とかそういうのも一人一人違って。そういうの、もっとだしていいと思う。一人一人違っていいし、それが美しいし。
・これ反響があって早口だと聞き取りにくいですか?だからと言ってスピードを落とすことは不可能
ドレスコード「自分」だけど、みなさん最高の自分できてくれました?最高の自分じゃないって人も、それぞれの「自分」を引きずってきてくれたのが嬉しいです。家から出るだけでも大変なのにね、その一歩の重みを引きずって来てくれてうれしい
・私もツアーファイナルに向けてどんどん最高の状態にもってきたかったのに、あんな楽しいバスツアーの二、三日目にやなことぶわーってあって、おいしおいしーっていっぱい食べちゃったりして。てか、ここを最高にしようって思ったところに最高を持ってこれる人は大森靖子なんか聞かないでしょ
・「自分をなんとかしたいやつ、全部私がボーンってしてあげるので! クソカワのステージに上がってこーい!」

♪ドグマ・マグマ
「もしもーし?」ってところひそひそやるのかわいい。MVのイメージでピンクをつけた気がする。この時から神様を背負ってくれていたんだよなあと思うなどする。この曲聞くと理由はわからないけどすごく肯定されてる感覚がある。強くなれる曲。

♪イミテーション・ガール
「がんばってる左手」「余裕のファックアンドピースつよい右手」をそれぞれやってくれるのが好き。弾き語りもバンド編成も好きだけど、両手が空いてると歌詞に合わせたジェスチャー(ふりつけ?)してくれるのが最高に可愛くて好き。サイリウムふるの楽しかったし、「おかえり!」ってちゃんと言えた。たぶんサイリウムは白にしてた。

♪非国民的ヒーロー
MVのイメージで緑にした。「no no no」とか、歌いつつサイリウム突き上げるのすごい楽しい。「どっちもハズレの『どーっちだ』みたいだ」のところで客席に向けてどーっちだってしてくれたのかわいすぎた。

・MCタイム
・ナナちゃんの自己紹介と、「1.2.3.4.5.6.ナナー!」で始まった。
・ツアーもう終わっちゃうねという話と、いろいろまわれて嬉しかったねという話。
・ツアーはファイナルだけど、あったかくなったら、六月くらいに全国まわっちゃおうかなという話。
・ナナちゃんとのお話
大森さん「ナナちゃんまわるの好きなの?」
ナナちゃん「うん、ナナまわるの好きー!」
大森さん「そうなんだー」(ナナちゃんをぐるぐる回してあげる)
ナナちゃん「あっそーいうね?こっちの回るのも好き、あんまりステージで360度回転することないからね」
大森さん「そっかー」(ナナちゃんを上に放り投げてキャッチ)
ナナちゃん(悲鳴)
大森さん「楽しかった?」
ナナちゃん「ウン…」
大森さん「やっと声可愛くなったね」
・いくつかナナちゃんのセリフがあった後、反応に困る靖子ちゃん。
ナナちゃん「靖子ちゃんも困ってきたところでスペシャルゲスト、ゆるナナちゃんの登場です!!」

・舞台上に出てくるゆるナナちゃん。靖子ちゃんとならぶと安定感がすごい。

♪7:77
なぜか聞けると思ってなかったのでイントロ聞こえた瞬間テンションめっちゃ上がった。サイリウムピンクだったような。「ナーナナー」って歌うの楽しかった。ゆるナナちゃんも踊ってて愛くるしかった。めまぐるしく変わるライトの色が靖子ちゃんとゆるナナちゃん、ナナちゃんを照らしてきれいだった。

♪ラストダンス
こういう意味なんじゃないかって勝手に解釈した曲で、それをふまえて聞けてよかった。「ラストッダンスきーめたーい」ってところが何度聞いても好き。ふりつけがあったような気がするけどテンション上がりすぎて曖昧。

♪アメーバの恋
アルバム「クソカワPARTY」の曲が続いて、今朝聞いてきたやつだ!!ってなった。音源でも好きだったけど、「刺激的敵敵敵敵敵敵敵」が気持ちよすぎる。「剥がれない」で終わるのは「きもいかわ」ともリンクしているんだろうか。

・MCタイム
「ここから永遠に続くから皆さんどうぞ座ってください」という言葉にそれぞれ座席に座る。
・「クソカワPARTY」は自分の気持ちをかいたアルバムだという話。以下、覚えていることの羅列。
・「自分の気持ちを込めた曲ってけっこう少ないんです」なんか、私が私がっていう感じの曲はあんまり作ったことなかったんですよね。あの子だったらとかみんなはこういうこと考えてるかなとから女の子の気持ちとかを歌ってきたから。逆に女の子の気持ちばっか歌わないでっていうおっさんの気持ちとか、そういうのを歌うことでわかるって言ってもらえたりそう思ってる誰かを肯定できたりして巡り巡って自分がよくなれるかな(このへん輪をかけて曖昧…)と思ってたけど、自分の気持ちをここで歌わなきゃと思って死神という曲を作りました。死神という歌からはじまってクソカワPARTYというアルバムができました。私のことをかいた歌を歌うごとに自分が救われていくのがわかって。私のことかいてるのに、「わかる」とか「救われたよ」とかいってもらえたりもして。「私はこうだよ、という曲をあきらめないで作ってみようかなって思ったんです」
私のこと歌うんだからわかりやすく書こうと思ってわかりやすく曲を書いたら、MCがこんなになるっていう。(笑う)
後ろの絵、私が私の気持ちを描いたやつなんですよ。これも、私のことをかいた曲です。

♪わたしみ
わかりやすく書いた、と言われてなるほどと思う部分(特にサビ)もあるし、出だしの「声のないふたりの越えられない断絶で猫が死んでる」みたいに情景が浮かぶけど自分の中でどういう意味なのか決着がついてない部分もあるなと思う。sugerbeans さんのピアノと大森さんの歌声だけが静謐の中に響いていた。最後はアカペラになって、ほんとに「わたし」が目を醒ました!と思った。うまく言えないけど、大好きな曲。「わたしのたいせつを たいせつにまもれるのは わたしだけ」という言葉をずっとたいせつにしている。

♪パーティードレス
ここでパーティードレスがくると思わなかった!けど、「わたしはわたしよ 心があるもの!」と言われて腑に落ちた。何をしあわせとするかも、どうやってそれを確かめるかも一人一人全然違うだろうし。しかも、「パーティーがはじまるよ!」かー!!ってなった。手首を切って、きたないおやじとやって、バスルームに「死ね」とか書いたような(誰かにとっては眠れなくて朝までスマホを見つめた夜かもしれないし、ふとしたことで涙が止まらなくなった夜かもしれないし、人それぞれの)「あの夜」を越えてクソカワPARTYに今いるんだよなあ、と思って泣きそうになった。

♪マジックミラー
「わたしのために歌ってくれた!」とはじめて思った曲で、今日もやっぱりそう思った。最高の自分じゃなくたって全然いいよ、引きずってきた自分を見せてよという旨のMCと歌詞が重なって全然最高じゃなくてあいかわらずブサイクでボロボロなLIFEだけど投げ出さずに来られて、靖子ちゃんに見せられてよかったと思う。舞台に立つ靖子ちゃんが、ここにいる全員の気持ちを反射して(反映して)うつくしく光ってくれているのだと思わせてもらえるのが泣きたくなるくらいうれしい。

♪VOID
サイリウムを振った覚えがあるので立ったのかもしれない。刹那と青春のにおいがする曲。あんまり年齢とかを意識することはないんだけど、この曲を歌っている靖子ちゃんは「女の人」というより「おんなのこ」に見えるなあと思う。

♪VOID
「好きじゃなくていいからも一回やらせてー!!」という叫びで舞台後方に吊るしてあった絵が上にとばされた(と思うけど違うかもしれない)。
さっきよりも速いテンポでもう一度歌ってくれたので、サイリウムが手からとんできそうなくらい振った。たのしーー!って気持ちがすごかった。文化祭の後夜祭みたいな。

・MCタイム(このあたりのMCと弾き語り、順番が前後している気がするけど記憶がない)
・乱れた髪の毛直しながらペットボトルの水を飲む。以下、覚えていることの羅列。
・はは、もうぐちゃぐちゃやん。ぐちゃぐちゃになるってわかっててもやっちゃうっていうね!
・あっこれ、このじゅうたん見えます?たっかいじゅうたん。基本私にしか見えないんだけど、かわいいやつ買ってしいてるんですよ。さっきもほんとはこの話しようと思っててたのに絵の話しちゃったっていう。自分の目に移るものは気持ちよくしたいし。あっでも今日は二階まであるから見えるかな?
・百考えてるうちの一言うと、残り九十九はなかったことになる、てかされるから何も言いたくないけど、言わなきゃいけないことあるからこれも、これもこれもって言えない。私が私がって自分のこととか言えないじゃないですか。
・私が生きてるだけで加害してるって思うし。被害妄想とかじゃなく、そういう可能性は常にあるんかで。だから部屋を出るのも一歩踏み出すのもすごい勇気がいるんですよ。それでも頑張ってよいしょっって踏み出した瞬間逆の方向からいくなーって引っ張ってくるやつもいるし。「かわいくなるな」とか「違うだろ」とかそういうの、無視してふみつぶしていくしかない。
・自分を出した瞬間に「うわっそうなんだそういうキャラなんだ」っていう人は切っていいですよ。また友達に戻れるかはわかんないけど、とりあえず切るしかない。一歩踏み出したことを馬鹿にするやつらなんて、無視していいから。
・そうやって言ったことを誤解されることもあるけど、でも「しょーがないか」って思って進まないとなんですよね。合わない人とか嫌いな人とめぐり合うこともあるけど、「ま、いっか」っていってすすむしかないし。ただこれも全然簡単じゃなくて、私人よりこれが長いんですよね。「まっっっっ、いっか」みたいな。すごい甲藤した上での、「ま、いっか」。
・音楽で会おうってずるくないですか。私はみんなのことみてるし、DMも全部見てるし、全部返すのは無理な量になっちゃったけど、全部うんうんって読んでるし。音楽を聞くってことは作った人とつながるってことですよ。私死んでないし、生きてるし。音楽を聴いてる時は、絶対私とつながってるんです。いいなって気持ちも伝わるし、批判も伝わってきてぐさーって刺さるし。
・この曲わかる!とかこの曲はわかんないとかどっちもあってよくて。全員が分かり合えることってないじゃないですか。でも全くわかりあえないってわけでもなくて。一人一人違う正義があるじゃないですか。ここにいる二千人にも一人一人違う正義があって。
・でも一歩踏み出さないと先に進まないから、みんながみんな自分の正義を前に向かって投げるしかないじゃないですか。ぼんぼん投げてるから破片とか降ってきていたいよいたいよってなって。それでも誰かが踏み出した時とかに同じ方向向いてることもあって。同じ方向向いてる時にはをつなげばいいと思うし、でもなんか繋いだ手にトゲトゲのやつついてていった!ってなるかもしんないし、握力強すぎて痛いのかもしれないし。そこで離しちゃってもいいし、同じ方向向いてるんだからって頑張って繋いでもいいし。いつか手を離した人とまた手をつなぐことがあるのかもしれないし。
・弾き語りコーナー。動画のみ撮影可。東京だから、この曲から。

♪東京と今日
MVで着てたワンピースが可愛すぎて緑のイメージある。叫ぶように声を張り上げるところと、静かに語りかけるようなところとが交互にくる。「僕はもう大人だから 願いごとは僕で始末をつけるのさ」に潔さとかっこよさと悲しさを感じてしまう。叶ったことなら何もする必要ないはずだから、叶わなかった願いごとを「始末」してるということ?

♪5000年後
音源できくより荒々しい印象を受けた。サビ(業 業 5000年後)から始まって、途中から歌詞がアドリブになっていった。以下、動画を見ながらアドリブ部分を文字起こししようと試みたもの。「ごう」の表記はすべてひらがなにしておく。

ごう ごう 燃えてゆく
この命すら 消えてしまうのなら
残ったカスみたいな私はここで
なにを歌えばいいの
なにを歌えばいいの
途中だらけの言葉たち
完成していない地球のままで
ごう ごう 5000年後
ごう ごう 5000年後
もう もう もう会えない
(一行聞き取れない)
(半分聞き取れない)疎外して
(一行聞き取れない)
(半分聞き取れない)わからない
ごう ごう ごう……
行け 行け 私のカス
行け 行け 私のチリ
行け 行け 私のそのなんか化粧水の後にするピーリングのやつで出てきたカスたちみたいな
ごう ごう 5000年後
午後 そのカスだけ残っても
それがしあわせ

♪SHIPIN(冒頭のみ)
♪最終公演
SHIPINの伴奏、いつもと違う気がした。ワンフレーズ歌った後、曲が変わる。曲名わかってるのに、「ウエストサイドおじいさんが」のやつだ!!って毎回なるのはなんなんだろう。途中で「最終公演」っていうのがかっこよくて、好き。歌の途中からメンバーが戻ってきてスタンバイ。

♪流星ヘブン
前回のMUTEKIツアーの時の星空みたいな照明を思い出す。「ヘブン」っていうより「ヘッブン」って感じの言い方かわいい好き。どこでだか思い出せないけど、涙が出てきて焦る。ハンカチをスマートにとらなきゃと思っていた。

♪きもいかわ
ああーーーってなってずっと泣いていた。どの部分が、というよりどの部分も刺さりすぎて、勝手に自分のことを歌われてる気になった。「気持ち悪い 気持ち悪い 気持ち悪い ぼくが一番 ぼくのこと 気持ち悪い 気持ち悪いって思ってるから もう誰も これ以上 呪いをかけないで」ってすごいわかる。もうわかってるから言わないでほしい。「きもいかわ 剥がしてよ きもいかわ 流してよ」の動きがすごかった。

♪死神
満を持して!はじめからずっと舞台中央に置かれていた死神の鎌をを振るう靖子ちゃんが見られるのかと安直に考えていたけど、最後までそれを手に取ることはなかった。靖子ちゃんが掲げるのはギターとマイクで、「死神」の最後で限界まで長くしたマイクスタンドを客席に向けてくれたのが全てなんだろうなと勝手に思った 。人間の上から鎌を振るって魂を刈り取る神様として生まれた死神じゃなくて、歌詞にある通り「君を死の淵から 救いに来た」天使なんだろうし「それでもいいやと泣い」ちゃう心と体がある人間なんだと思う それでも誰かのために「世界を殺める」死神になってくれる優しさと強さを見た。
(↑直後にtwitterでつぶやいたやつ)
マイクスタンドを客席側に向けて、はじからはじまで声を拾ってくれた。最後は、伸ばせる限界まで伸ばした状態で舞台中央に置いてはけていった。

・REALITY MAGICのサビが流れる中メンバーが退場。誰からともなく「靖子が一番かわいいよ」の声が。全員でそれを繰り返すうちに、靖子ちゃんが再び舞台に登場。

・MCタイム。
・やっぱりそれ聞けるの気持ちいいな、もう一回!とふられて、「靖子が一番かわいいよ!」と返す。
・「靖子が一番かわいいよ」(事実)→「お前が一番かわいいよ」(肯定)→「私が一番かわいいよ」(自己肯定)の流れで自然に自分が可愛いと認めさせてもらえる親切設計。
・かわいいメンバー紹介です!とメンバーを紹介し、かわいいソロパート。

♪絶対彼女
かわいい〜。圧倒的にピンクが多かったサイリウム。サビのところは全員で歌う。「監視しにいこ」と上手から降りて通路にくる靖子ちゃんに死ぬかと思った。一列後ろの人がマイクを渡されて歌い上げていた。すごい!前から3、4列目くらいの席に立ってマイクを渡したりして、しばらくみんなで歌った後ステージに戻っていった。近くで見てもかわいい。なんなんだ。
飛んでー!と言われておもいおもいに飛び跳ねたり(ここで運動量かせいどかないと、この先もう飛ぶとこないよ!と言ってた)、ライザップごっこしたりしたのも多分このへん。

♪ミッドナイト清純異性交遊
これも一面のピンクだった。ようやくこうやって振ればいいのかなというくらいに慣れてきたので、サイリウムが楽しい。大森さんから道重さんへの曲だという印象が強くて、サンリオのノートにいろいろ書き出して作詞していた靖子ちゃんに想いを馳せてしまう。曲が終わって、全員退場。

・なぜかUSAが流れ始める。誰からともなく「LOVE LOVELY 靖子」の声が。全体に広まっていき、何回か唱えるうちに靖子ちゃん三度登場。

♪REALITY MAGIC
私。ちゃんと藍染カレンちゃんと共に歌って踊る。まさかここで登場すると思わなくてどこを見ればいいのかわからなかった。同じ振り付けで踊っている靖子ちゃんはじめて見た。席が近かったのもあって、私。ちゃんばかり見てしまった。動画で心ゆくまで見直したい…。興奮冷めやらぬうちに三人退場。客席明転。

・放送タイム
・「本日は大森靖子主催クソカワPARTYにお越しいただきありがとうございました!ロビーにあるお花は幸福の拡散ということで持って帰ってください。返事は?」客席「はーい」
・「六月ごろあったかくなったら全国まわっちゃおうかなー。全国ツアー来てくれる人?」客席「はーい」
・「アルバム買ってくれる人?」客席「はーい」
・「アルバム二枚出しても三枚出してもかってくれるよって人?」客席「はーい」
・「それじゃだすかー!バイバイ!」

・チェキのために戻ってくるゆるナナちゃんを見ながらほくほくした気持ちで帰った。
・靖子ちゃんと私は全く違う人間で、共通項の方が少ないのだろう。それでも、靖子ちゃんが自分のことを歌った「クソカワPARTY」というアルバムの中に「わかる!」「このうた私のこと歌っている!」となる曲がたくさんあったのが純粋に嬉しかった。
・超楽しかったので早くまた会いたい。

参考URL
https://natalie.mu/music/news/311781