あんらくし

考えたことのメモなど

「お前はかわいくない」の呪いが解けない

解けない!という話です。
幼少期はふつうにかわいかったと自負しているんですが(まずその時期の子供ってほぼ10割かわいいと思います)、思春期以降メガネの度数があがるにつれて目は小さくなり、肌は荒れ、眉毛は雄々しくなり…とかわいさを失っていったタイプです。
しかもその時期化粧は「校則を破ってするもの」だったので何だかしている人を見下しており、(テレビに出ている人が化粧をしているという認識はなかったので、ファッション誌を買い違反の色つきリップをしてくる人々に対してのアレです)大学に入るまでまともに見た目を整えることに脳みそを使っていなかったせいでどんどん悪化していった感じです。まとめると恥ずかしいなこれ!

そんな子供が可愛がられるはずもなく、自分でもそのことに気がついてしまってからの自己嫌悪がマックスになりその後急速に自分の顔面が嫌いになったのでした。よくある話。

そんなわけで、かわいい服を買ってみたり(似合わなくてタンスの肥やしにしてみたり)わからないなりに化粧をしてみたり、すぐに飽きてやらなくなったりというループで大学四年間を過ごした結果社会人一年目にして化粧の仕方にいまいち自信がなく、香水もネックレスもつけられない女が爆誕してしまったということです。

化粧室にポーチを持って行って口紅やファンデーションを直す、という行為のハードルが高すぎて未だに乗り越えられない。みんな普通にやってるし、誰も気にしてないのわかってるけど「お前が化粧してんの?その上洗面台を占拠して化粧直してんの?それだけの価値があるの?」と思われている気がして無理…。どうしてもだめならトイレの個室でやったほうが落ち着く。
香水についてもネックレスについても同じことで、「かわいくないお前がやってるの?」という想像上の非難に怯えて今日も何もできない。早くまともな女性になりたいです。いい匂いして、髪の毛さらさらで、どこもかしこもつるつるな人になるべく頑張らなくちゃいけない。頑張りたい。