あんらくし

考えたことのメモなど

致命的にダサい

ださくてカッコ悪いかったけど、とりあえず言わなきゃと思ってたことは全部言えた!気がする。もうちょっとゆっくり喋れるようになりたいなと思うなどする。少しでもひとりひとりに多くのものを返していきたい、と超せんせいっぽいことを考えていてびっくりする。でも、爆レスされたら嬉しいし、指針や展望を示してもらえたら少しは生きやすかったかなという実感はある。てきとーでも滑舌悪くてもかっこわるくても、ださくても、まあいろいろだめでもここまでそこそこしあわせにやってこられたし、生きてることってそんなに最悪なことじゃない時もあるよってわかってもらえたらそれほど嬉しいことはないな。伝わるかわかんないけど、やれるだけやりたい。もっと頭が良くなれるよう努力しなきゃ、と思ってばかりなのでそろそろ余裕を作り出して勉強したい。

大森靖子MUTEKI弾語りツアー@中野サンプラザのこと

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大森靖子さんのライブ(MUTEKI弾語りツアーファイナル@中野サンプラザ)に行ってきたので、感想を書きます。できる限り正確に書くつもりではありますが、記憶力の都合上不正確な部分があることを予めお伝えしておきます。むやみに長いので、MCのみ気になる時は「MC」でページ内検索するとお手軽かもしれない。

感想の前に、私と大森さんについて書かせてほしい。初めて行ったライブ(TOKYOBLACKHOLEツアーファイナル)の時に「大森靖子に救われる」という記事で述べた通り、私が大森さんと出会ったのはなにもかも曖昧で宙ぶらりんな大学生の頃だ。
自分は井の中の蛙だったんだなあと気づき、進路がなかなか固まらず、劣等感と焦燥でしにかけていた私にとって大森さんは酸素ボンベのような存在だった。生きるために必要な酸素が足りなくてわーっとなってしまった時でも、iPhoneから流れてくる大森さんの声があればどうにか投げ出さずに踏みとどまっていられたのだ。
それからおよそ三年が経ち、どうにか就職し、そこでの立ち振る舞いもわかってきた。いろいろなことに目を瞑れば、おおよそ「安定」した状態になってきたといえるだろう。そして、朝の通勤電車で何も考えずに「アーティスト:大森靖子」をタップして流し込み続けることをやめてもなんとか生きていけるようになった。
ファンじゃなくなったとかそういうわけではなくて、好きの形が変わったのだと思う。「常に大森さんが流れていないとしぬ」という好きが薄まって、「聴きたくなった時に聴く」という好きに切り替わったといえばいいのか。新曲もツアーも楽しみだけど、「発売まであと何日何時間…」と指折り数えて待つというよりは、「何月何日目に発売か、楽しみだな」というような。もちろん他の誰よりも好きだけど!!!!!Mステ出て欲しいし、超絶売れて欲しい!!!!

そんなわけで、以前とは違う「好き」を携えて臨んだツアーファイナルだったという話です。以下、まとまりのない感想。

・開演前のアナウンスが靖子ちゃん本人で、しょっばなから不意打たれる。定型句を読みつつ途中途中笑ったりアレンジしたり「公演中の撮影は禁止されています。携帯電話は電源を切るかマナーモードに設定してください。アーティストの意向、というかまあ私の意向で、三曲まで動画撮影可能となってます」みたいな。ライブハウスでしかみたことがなかったので、普通に観劇する時みたいなアナウンスが聞けて新鮮だった。

・客電が消え、舞台上にもオレンジの小さな光しか見えなくなる。ノイズ音の後、沈黙。ピアノの前に座ったドレス姿の靖子ちゃんにスポットライトがあたり、弾語りがはじまる。

♪M
何度聞いてもどこかの歌詞に揺さぶられて泣いてしまう。今回は「かっこよくなんか生きなくていいよって言う権利が欲しくてAV女優になりたい」「何千回も死んだら 何千人に与えられるかな」で泣いてしまった。

♪KITTY'S BLUES
ずっと聴きたかった歌!!「消しゴムでごしごしやってたグシャって破れて ぼろぼろ」なことが唐突に思い返されて辛くなるも、「ぼろぼろだけど ちゃんとしたい」気持ちも拾い上げてもらえて本当にちゃんとしようと思った。ぼろぼろだけど、愛だっていえるくらいちゃんとしたい。

♪夏果て
ありきたりな表現だけど、まるで一つの公演を見ているような情報量だった。「くたびれた夏のはしっこ」を最後までもっていられないのがなぜだかいつも悲しい。大森さんは、マイクのコードを使ってそのシーンを演じていた。聞くたびに私は曲中のおっさんだったり少女だったりするけれど、今日はおっさんだった。「私は老婆でおっさんは子供 そうだったのかもしれないね」という歌詞がやたらと刺さる。

♪キラキラ
「あなたが歩んできた一日一日に、愛と呪いと尊敬をこめて」という言葉から始まった。大森さんのことを考えて曲を聞いたりブログを読んだりする以外の日常生活にも目を向けてくれるの、やさしすぎてどうにかなりそうになる。「明日の朝もとても早い」けど、「君の毎日が大切さ」と言ってもらえるならいくらでも頑張りたい。靖子ちゃんと全く関係ない普段の生活についても肯定してもらってるの、すごくないですか?!ありがたいにもほどがある。

♪POSITIVE STRESS
「キラキラ」が終わった後、ピアノから離した手をぶらぶらさせていて可愛かった。「でっきるかな、」と小さな声で呟いたあと歌と伴奏が始まった。個人的に一番落ち込んでいた時期に発表された曲で、一つ一つの歌詞を噛みしめることで生き伸ばせたという思い入れがあるのでずーーっと生で聞きたかった!!!のをまさかピアノで聴けると思わなくてしばらく状況が飲み込めなかった。動画撮りたい!!という気持ちと周り暗いしカメラ出せない!!という気持ちとそんなことより生で見届けねば!!!という気持ちのうち最後の一つがあまりに強すぎて微動だにせずにみていた。気づいたらまた泣いていて、ただただ歌詞を聞き取ってはのみこみいろんなことが思い返されてえらいことになった。聞けてよかった。

♪オリオン座
ポジストでたかぶりすぎた気持ちをやさしく落ち着けてもらえるような曲だった。舞台上にいくつも星が光って、満天の星の中歌う靖子ちゃんがうつくしかった。夏休み明けにNHKで歌っていた時を思い出す。「手癖で君を幸せにはしないさ」という歌詞を聞いてまた泣く。空にいつでも浮かんでいるオリオン座のように、最悪な日でも最高な日でもあなたに寄り添える曲を作りたかったとどこかで靖子ちゃんが言っていたけれど、本当に今日は寄り添ってもらえたような気がした。

♪東京と今日
新曲!!生まれも育ちも埼玉で、東京まで電車で五分という環境だったので大森さんが歌う「東京」をしんから理解することはできないんだろうなと思う。サビのたたみかけるような「東京」が耳に心地よかった。歌詞を聞き取るのにせいいっぱいで何か思う余裕がなかったので、早く無限にリピートしたい。

♪死神
新曲!実験室で聞いたことがあるので、たぶん2回目だと思う。「見た目とか体裁とかどうでもいいって言って抱きしめてよ」という歌詞、聞くたびにいつも前後の文脈を無視して勝手に共感して泣いてしまう。死神くん(死神さん?)が愛おしくてしかたない。

♪TOKYO BLACK HOLE
魔法陣が降りてきたのはこの曲だった(気がする)。大森さんの足元にも魔法陣が描かれていて、召喚魔法みたいだなあと思う。東京に西の魔女をよびだすみたいな。「人が生きてるって ほら ちゃんと綺麗だったよね」と真っ向から歌ってくれるの、言葉が出ないくらいすごいことだ。

♪マジックミラー
「あーん」の言い方がかわいすぎて思考を持っていかれる。ぜんぜん可愛い女の子じゃないけど、「ブサイクでボロボロなLIFE」を生きてきたことだけは確かだから「この歌あたしのことうたっている」!と思ってうれしくなる。何千人からきてるであろうDMに返信してくれる靖子ちゃんにそう言ってもらえるなら、どんなにみっともなくても生き延ばして「美しい世界」の一部にならなきゃしねないと思う。どこにいても、どこまでいっても「君の孤独のため」に歌ってくれる靖子ちゃんは何者なんだ。「幸せになって やくそくよ」と小指を差し出してくれた靖子ちゃんに、斜め前に座っていた男性が小指を掲げ返していてその光景のうつくしさのことばかり覚えている。

♪流星ヘブン
弾き語りで聞いたのははじめてかもしれない。すごく好きな曲で、聞けてよかったなあと思う。CDで聞いた時よりもやさしく語りかけられている感じがした。MVの動きでは「喉が渇いたけれど 汗よりも涙よりも からだのある わたしを 魂で射抜いてください」の部分が一番好きなのだけど、弾き語りでもそこが一番好きだった。

♪LADY BABY BLUE
まさかこれをここで聞けると思わなくて驚いた。YouTubeで何度か聞いたことはあったけれど、歌詞をきちんと認識したのはこれが初めてかもしれない。「居場所なんて探さないで 私はずっとここに居る」と前回もらったメッセージカードの「私ならずっと音楽のとこにいるよ 会いに来て」がダブって私信だ!となって(?)泣いた。

♪みっくしゅじゅーちゅ
オレンジの照明がかわいい。歌詞もかわいい。靖子ちゃんもかわいい。脳がとけてたのでそれくらいしか覚えてない…一番を歌い終わったところで、「スカート落ちてきちゃったからあげてから二番やりまーす」って言ってたのはこの曲だと思う。照れ笑いするのかわいい。

MC
・MC長いからトイレ行っていいよの話
・何話すか考えてなかった話(ふつうオチまで考えてからくるんだろうけど、全然考えてこなかった)
・N氏のCD煽り文の話
・道重さんのインスタに簡単に「いいね」できない話。職業「かわいい」なんだから、自撮りだって作品の一部ですよね。かわ「いいね」の「いいね」ならできるけど、どうでも「いいね」にもなっちゃうかもしれないのに「いいね」できないよ!な話。いいねする義務があるのに、他の人の気軽な「いいね」と同じ熱量じゃないから「いいね」できない。
・「また早口になっちゃった、道重さんの話になると早口になるから気をつけてねってオタクに言われてるんだった」な話。
・みんなは私のツイートに「いいね」する義務があるよねという話。冗談ぽく。朝のおはようツイートの話。
・誰でも共感できる曲と、特定の誰かしか共感できない曲についての話。(どちらが上とかどちらが下とかではなく)
・↑大森さんは後者を作っているという話。
・その中でも「愛してる.com」は割と誰でも共感できる曲なんじゃない?だからもっと「いいね」されたいという話。

♪愛してる.com(いいね❤️)
途中途中で「いいね」のコールアンドレスポンスを挟んだバージョン。言うべきところで客電がついたりして、すごいな?!となった。言っていいところなのかわからなくなったりしてわたわたしたけどちゃんと愛してる.com更新できてよかった。

MC
・考えるより先に喋っちゃう話。人間の体ってブレインの拡張じゃないですか。今なんかかっこいい言い方になっちゃったね、ブレインの拡張って!「あれ取ろう」と脳で思ったのが手に伝わって何かを手に取るのが普通だけど、慣れてきたりしたらノータイムで体が動いたりしますよね。あれ取ろうと思った時にはもう手に持ってたり、気づいたらご飯食べてたり。自動操縦モードみたいな。私はライブに全力を注ぎたいから、人より自動操縦できる範囲が広いみたいで。Twitterとかもほんとに自動操縦で呟いちゃうので、最近は意図的に朝しか触らないようにしてて。そんな感じで、考えたことも勝手に口から出ていっちゃうんですよ。ふつうは理性とか倫理とかそういうのが働いた後に喋るらしいんですけど、私はそれより先に喋っちゃってて。でも、そこに嘘はないですよ。心がそのまま出ちゃってるんです。本当です。正しいとか正しくないとか、倫理的かどうかとか置いといて、全部本当に本当です。思ったことが口から出るスピードがとにかく速いんですよね。いちおう、「これは言っちゃだめなやつだな」って考える部分も私の中にあるんだけど、それより先に思ったこと言っちゃう。わかりやすく言えば自分が二人いるみたいな。思ったこと言う方の自分は生まれつき足が速くて、それはちょっとまずいよって言う「自分警察」みたいな自分はあんま足速くないから今鍛えてるところで。
・まわりの女の子たちとか、モデルとかアイドルの子たちとかのことを少しずつつめこんでつくったのが「絶対少女」というアルバムだという話。誰にでも共感してもらえる歌が歌えなくても、誰かに共感してもらえる歌をたくさん作ればいつかは全員を肯定できると思う。いろんな女の子のことを歌っていけば、全ての女の子を肯定できるみたいに。「絶対彼女」という曲もそのアルバムの一部だけど、「絶対女の子がいいな」じゃないファンも増えてきたからいろんな人が歌えるようにライブで歌ってもらうときはいろんな括りで呼ぶようにしてる。「男子」「女子」「男の子でも女の子でもない子」「オッサン」「ハゲ」…みたいな。自分に当てはまるやつきたらちゃんと全力で歌ってくださいよ!

♪絶対彼女(〜劇的JOY!ビフォーアフター〜剃刀ガール〜chu chu プリン)
「女子」「男子」がそれぞれ歌う。「ハゲ」のところで前列の人がさっと帽子をとってみせていた。「ちゃんと帽子とってくれてありがとう」と笑う靖子ちゃん。もう一度「ハゲ」にふると、会場内のあちこちで帽子をとる音が聞こえた。「童貞」のところで力強い男性の声。「すごいじゃん、一人でみんなに勝ってる!かっこいいよ」と嬉しそうな靖子ちゃん。「ヤリマン」のところでは力強く歌う女性の声が。その後、「処女」パートでも同じ女性の声が聞こえてざわつく。「心は処女だから!」と言う声に、「心が処女なら!それに、処女膜なんて生まれた瞬間に破れてるからね」と靖子ちゃん。手術で再生できるけど大丈夫なの?という話。

「一週間以内に振られた人!」とふられて、前列で歌う男性。「えっうそほんと?!なんでふられちゃったの?!」男性の話を聞くためスタッフがマイクを持っていく。「もう好きじゃなくなっちゃった」と振られたという男性に「歌おっか」と大森さん。
大森さん「悪口大声で叫びまくるみたいなバージョンでもいいよ、どうする?」
男性「や、ちゃんと歌います」
大森さん「『家が中野ー!』とかそういう感じに叫んでもいいけど」
男性「まだ好きなんで、悪口とかいえなくて」
大森さん「うわー!!」(悶えてる)
「ちゃんと幸せになってね、祈ってるから」「みんなもちゃんと祈ってね。あ、みんなでケチャしよっか。まさに祈りだねこれ」立ち上がって歌う男性に向かって会場全体がケチャをする光景。「後ろ向いてごらん、すごいよ今」と大森さん。
・「誰か私と話したい人いる?」という問いかけに、二、三箇所から声が上がる。若干後ろの方の子が指名される。
女の子「リクエストしてもいいの?」
大森さん「えー?なにー?」
女の子「劇的JOY!ビフォーアフター!」
大森さん「なんて?」
女の子「劇的JOY!ビフォーアフター歌ってほしい!」
大森さん「リクエストしてんの?!」
ワンフレーズ歌った後、ふにゃふにゃした感じでフェードアウトする。もう一度歌ってほしいとの声に応えて「好きな有名人誰?」と大森さん。「玉城ティナちゃん」という答えに「そのままじゃん、変えて歌おうと思ったのに」と笑いながら演奏。

・「他に誰かいる?」と再度投げかけると、前方から女の子の声が。話を聞いて、「好きな曲歌っていいよ、何がいい?」と大森さん。「剃刀ガール」を歌うことになり、Googleで歌詞を検索する女の子。 メジャーデビューしてよかったのは、検索すれば歌詞が出てくることだと言っていた。女の子の前へ行こうとして、コードがひっかかる。
「ちゃんと用意したんだった」とギターを切り替えて女の子のすぐ前へ。はじめは伴奏に徹していたが、後半はステージに戻って一緒に歌っていた。

・「chu chu プリン」をリクエストされ、歌詞を検索させる。出てこないということで、大森さんが自分のスマホで検索することに。「検索してる間つないどいて」とふられた男性がナナちゃんの魅力について語る。
作曲は大森さん、作詞は雨宮カノンさん。自分を賞味期限のプリンにたとえた歌詞がかわいいという話。
・「chu chu プリン」には死にたいという歌詞が出てくるから、作詞も大森さんなんじゃないか?という質問に対して、「アイドルだって死にたい時くらいありますよ」的なベストアンサーがきていてなんかいいなと思った話。

・「変な人」扱いされるのが嫌だったという話。転勤族で「転校生」として見られることが多かったから注目されてるんだと思っていたけど、その肩書きがなくなった中高一貫校でもずっと「変な人」扱いされたから「あっこれ私が変なんだ?!」と気づいた。普通の人になりたくて、将来の夢に「普通の人」と書いたりもした。クラスに数人は信者的な人がいて、特別な「変な人」扱いされたりしていた。去年、全く接点のない道重さんと峯田さんから一週間以内に「変な人」だといわれるということがあり、ようやく自分のことを認められた気がした。だから私も「みんなは変な人だけど大好き」ってことを伝えていきたい。「大森靖子のライブに来てる」って時点で変な人だよね?
・全ての人のことを歌いたい話。「絶対女の子がいいな」って歌ってたら「オッサンのことも歌ってください」とか「私のことも歌ってください」みたいに言ってくれた人たちがいて、じゃあ歌おうと思って曲を作ったりしてて。これからもそれは続けていきます。全世界の全ての人のことを歌いたいんですよ、本気で。この先の人生使っても足りるかわかんないけど、ずっとやっていきたい。「あっこれ私の歌だ!」って思ってくれる人を増やしたいというか。私の曲全部に共感するのって無理じゃないですか。むしろできる人いたらちょっとこわいし。全員に共感してもらえる曲じゃなくていいから、誰か一人にでもそうやって思ってる曲を作っていきたい。そうやって作り続けてたら、そのうち百年とかたって、動物の声とかも聞こえるように技術が発達したりして、虫とかから「虫のことも歌ってください」って言われたりして「ああ虫の気持ちも歌わなきゃ…」ってなってそう。
・客席から「すごい!」の声。(かわいい!だったかもしれない…)靖子ちゃん「それをすごいって思ってくれるあなたがすごいよ」
・POSITIVE STRESS の中の「私は私よ」という歌詞を小室さんにいいねと言われた話。小室さんの曲だ!と力みつつ歌詞を考えたけれど「私は私よ」の部分だけは自然にでてきたのでそこを褒められて嬉しかった。
・「私は私よ」だけど、どうにもならなくてつらい時に「きみは私」になったり「私はきみ」になったりしたっていいんだよという話。(うろ覚え)
・DM全部読んでるから、みんながどんな風にここに来たか知ってるよという話。振られたのにきてくれた子も、病院抜け出してきてくれた子も、みんなちゃんとわかってるよ。
・とにかくまだもうしばらく生きてるだろうし、生きてる限りは一年に一枚以上アルバム出すしライブもやるので、それをセーブポイントにできる人はセーブポイントにして一緒に生き延ばしましょう、という話。

♪アナログシンコペーション
今この空間のことを歌います、というような前置きで始まった。どうしてもラジオのことを思い出してしまう。やさしくてつよい歌だなと思う。

♪音楽を捨てよ、そして音楽へ
魔法陣を背負って歌っていた。一人で歌うのを生で見たのははじめてかもしれない。

♪SHINPIN
突き刺すような早口が心地よかった。全然歌詞の意味を考えられていないけど、だんとつで好きな曲なので聞けてうれしい。

サイレントマジョリティ
力強い肯定だった。こんな風に言ってもらえたら、やることやらないわけにはいかないなと思う。

♪ワンダフルワールドエンド
♪最終公演
このへんでようやく動画をとりだしたので記憶があやふやに…どちらも生で聞くのははじめてだった。その時の動画が携帯のカメラロールにあるんだけど、未だにどういうことかわかってない。どっちも聞き始めた頃まだYouTubeでしか曲を知らなかった頃に歌詞が気になりすぎて調べたことがあって、また何かしらの運命を勝手に感じる。

♪PINK
♪魔法が使えないなら
「今日は魔法を使いにきました」途中にMCがあったのだけど、書き起こしを読むより実際にみてもらった方がうまく伝わるだろうと思う。#大森靖子MUTEKIに撮っていた方があげてくださった動画があるのでぜひ。

・暗転後、拍手が鳴り止まない客席に対して舞台から「アンコール」の声が。アンコールの手拍子がはじまるとすぐに明転。「アンコールありがとうございます!何聞きたい?リクエストしていいよ」「聞こえた人のやつやるから」という言葉に、それぞれ聴きたい曲を叫び返す。
大森さん「やっぱ長いやつはつよいね」
大森さん「二宮、何が聞こえた?」
二宮さん「…お茶碗」
大森さん「ほんとかよ!じゃあお茶碗やります」

♪お茶碗
あまりにもかわいい。ちゃんと映像におさめつつ、裸眼でも大森さんをみるというのがようやくできるようになった三曲めだった。君と映画もそうだけど、歌詞の主人公を想像するのが楽しい曲。大森さんの切り取るかわいい女の子の生活あまりにもサイコーじゃないですか。

♪ミッドナイト清純異性交遊
「この場所に来たからにはやらなきゃいけないよね」的なことを仰っていた気がする。持っている人はピンクのサイリウムを出して振っていた。こうなることを見越して持ってきていてよかった!実際に振るのはたぶん3回目とかで、今回も前の方で降っている人を横目で見つつ振った。靖子ちゃんの目に映るピンクの一部になれていると思うとうれしい。

今度こそ本当に終演。帰りのアナウンスも靖子ちゃんだった。最高でしかない。
次のツアーチケットが販売されていると聞いてざわつく。帰るときにチラシをもらった。さっきまで舞台上にあった魔法陣が描かれていてテンションが上がる。

こんなにたくさん靖子ちゃん好きな人がいるんだなあと感慨深くなりつつ帰宅して、今に至る。即日感想書きたかったのに、全然頭の中が整理できなくてこんな時間になってしまった…。感想というには薄く、レポートというには信憑性のない文章だけど、記録として公開しておきます。はやくまた靖子ちゃんに会いたい。

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こんばんは、2代目大森靖子です!!!!!!!やったね!!!!超うれしかった!!!!!!!
それだけなんですけど。一つ前の記事がちょうど99個目だったみたいで、次は100個目か〜なんか記念的なやつにできるかな〜と思ってた矢先に名刺を受け取ったので、天啓だと思って更新してしまいました。以下、いつも通りの蛇足です。

よくわかんないけどウワーーーーーーーッとなるような出来事があり、真意がわからないままウワーーーーーーーッという気持ちだけ抱えて帰った結果帰宅即めちゃくちゃ泣いてしまった。それからなんか感情ぐちゃぐちゃで、仕事中は本当に大丈夫なんだけどそれ以外の時自制がきかなくなってむやみやたらに泣いてしまうようになっている。今日も朝から二回泣いたし、観に行った舞台でやられる役に感情移入してぼろぼろに泣いてしまった。早く感情たてなおしたい、どうにか安定状態に入りたい。名に恥じないようにしよう、というのを目標に生きている。お風呂で初代大森靖子ちゃんの曲を熱唱しながらまた泣いてしまった。大人になりたいね

うっっっすい

のうのうと冬休みを楽しんでいたので、仕事が始まるという事実に頭がついてこないなうという感じです。どうかしてる。

かきたいことあったはずなのに忘れちゃった。自撮りをしては加工しまくって一瞬だけついったーに上げ、すぐに消すということをなぜか年末してしまい心がぐらついた。
めっちゃ「いいね」してほしいときって、五分たってもなんの反応もないと自分に価値がない気がしてウワーッてなるからやだ。
そういや部屋を整理しがてらメルカリをはじめたんですが、メルカリですらいいねされたら嬉しいのなんなんだ。というかメルカリのいいね機能をどう使うのが正しいのかわからず右往左往するばかりです。買いたい人が押してくわけじゃない?のか?

お腹すいたーけど元旦から二万円弱入ったお財布と、だいすきなポーチとリップと実験現場の鏡とおそろいのキーホルダーなどが入った最強に大切なカバンを置き引きされて自分を殺してやりたくなったので買い食いせずに帰ります、えらい?ふつうのことか

うすーーい内容の記事でした 帰ったらお風呂入ってご飯食べて寝よう

疎外感

年の瀬になってむやみやたらに寂しくなって自分に価値がない思想にとりつかれてしまったのもお風呂に入れてなくて全然自分を労われてないからでは?という気がしないでもないのでこのあと頑張ってお風呂沸かして入って片付けして自己肯定感を取り戻してやるからな待ってろよ社会という気持ち

個人的「君に届くな」考

かなり今更なんですが、大森靖子さんの「君に届くな」について自分なりに考えてみたので記事にしておきます。
ほぼフィーリングが根拠なので、証拠も正当性もありません。
歌詞に出てくる「私」という人物について掘り下げることで一つの物語として読めるのではないか、という話です。
以下、歌詞を引用しながらはじめからおわりまで解釈しようとしてみた結果です。



陣痛剤で感度悪い朝
→陣痛剤=陣痛促進剤とするなら、それをうっている=臨月の妊婦の朝?
陣痛= 物事を実現させるための苦労とするなら、陣痛剤=何かを実現させるための苦労を促進する=努力するために摂取したもの?
個人的には後者の方がこの歌詞に合っているように感じる。歌詞の主人公は、何かを実現しようと陣痛剤を飲むほど頑張っている人物。
(例)試験に合格するための勉強に集中するために飲む栄養ドリンク・明日学校に行くために飲む睡眠導入剤など


季節を抱くのも出遅れた
→季節を抱く=季節が変わったことを認識して、受け止めることか。季節が変わったことに意識がいかず、ようやく気付いた頃にはもうその季節は終わりかけている。

しろいソフトクリイムがしろいシャツに堕ちて
→食べていたソフトクリームが着ていたシャツに落ちる。それほど気温が高いのか、溶けたことに気づかないほどぼーっとしていたのか。「季節を抱くのも出遅れた」くらいだから、ここでもやはり心ここに在らずだったのでは。

着る服も 切る夢も もうわからない
→着る服は文字通り。切る夢=見切る夢?叶えることを諦めるべき夢のことか。毎日何を着ればいいのか、たくさんある夢(やりたいこと、なりたいもの)のどれを切り捨てればいいのかもわからない。

新作とかもうでなきゃいいのに
変わらない私が 古くなっていくみたい
→歌詞の主人公「私」は夢を叶えるべく陣痛剤を飲んでまで努力しているが、季節を抱くこともソフトクリームを溢さず食べることもできないくらいにはいきづまって停滞している。そんな「私」の都合とは関係なく、世界は動いていて新作は出続ける。

ANATAの蜂蜜 しあわせを保湿してよ
ザラつく唇'君に届くな'
→ANATA=「君」のことか。「ANATAの蜂蜜」=「君の使っている蜂蜜」を指すのではないか。素直にそう書かないのは、「私」と「君」はそれほど近しい存在ではないからだろう。体感だが、「あなた」より「君」と呼ぶ相手との方が距離が近い気がする。
「私」は「君」に好意を持っているから「君」が使っているという蜂蜜(蜂蜜そのものなのか、蜂蜜味のリップクリームとかなのかは不明)を買った。しかしそれを直接勧められたわけではないので「あなたの蜂蜜」としか呼べない。アルファベット表記にすることでより距離が遠くなり、ブランド名のようにも読める。あなた(「君」)が使っているいう付加価値のあるアイテムを買う「私」。しあわせそうな「君」みたいになりたいから、しあわせを保湿してよ。
保湿しなきゃならないくらい「ザラつく唇」なことを、「君」に知られたくないので’君に届くな’。
好きな人にはいつもしあわせでいて欲しいし、自分の苦しみとかつらさみたいな不純物とは無縁でいてほしいから。

※「君」と「あなた」の混同について
憧れの人について言及する時、「大森さんほんと最高です」ともいうし「靖子ちゃんかわいい」ともいってしまう。冷静に距離を認識できる時と、距離とか関係なく「好き」を表明したい時があるため混同している。

ゆらゆら 生きてたい
ゆらゆら イキってたい
wifi飛んでない 場所なら帰りたい
→「私」は目標に向かって努力!!みたいにシャキッと生きるのが得意なタイプではない。「wifi飛んでない」ってだけで帰りたくなっちゃうくらいにはものぐさで適当な人間だ。

ゆらゆら ゆらゆら ゆらゆら ゆららら
ライフ削られて生きたくないわ
→「ライフ削られ」るようなことに耐えてまで生きていたくない。
(それなのに叶えたい目標があるから「陣痛剤」を飲んでがんばっている?)

BABY BABY BABY BABY LOLI LOLI LONELY DOLL
夢の延長戦 地球に刺繍して
→「私」は夢を叶えるために努力をしようとし続けているが、すぐに決着がつかず(結果が出ず)既に「延長戦」の様相を呈している。地球に一針ずつ執念深く刺繍していくように、地道な努力を続けている。

BABY BABY BABY BABY LOLI LOLI LONELY DOLL
血豆ができたならまた歌おう
→刺繍しすぎて(努力しすぎて)「血豆ができたなら」また(「君に届くな」のような)歌を「歌おう」。
(血豆ができるほど努力したことを誰か(「君」)に認めて欲しいとか思っちゃいそうな自分を戒めるために「君に届くな」と歌うのか?)

BABY BABY BABY BABY LOLI LOLI LONELY DOLL
憂鬱はピンボケしてるから
BABY BABY BABY BABY LOLI LOLI LONELY DOLL
好きだけど 届くな それが幸せ
→「私」の「憂鬱」はそれだけで独立した芸術になるほどの「憂鬱」ではないありふれたもの。そんな「ピンボケ」したもの(不純物)は君に届いて欲しくない。好きだから知ってほしいけど、好きだからこそ「私」みたいな君の目に写る価値のないものについて知らないでいて欲しい。君は中途半端で見苦しい私を知らない、それが幸せ。


剥がしたカサブタ ソフトクリームに埋め込んで
私の輪郭が溶けていく
→努力する中でできた傷の上にできたカサブタが自然にとれるまで待てる余裕がないから剥がしてしまう。自分の一部だったそれをゴミ箱に捨てることができず、食べかけのソフトクリームの上になんとなく置いてしまう。そのまま指が沈み込んで、結果として埋め込んでしまう。白い指が白いソフトクリームに埋まって「私の輪郭が溶けていく」。ソフトクリームで指が汚れても引き抜く気にならないだるさ。どこまでがソフトクリームでどこまでが「私」かもわからない、自分のなさ。自我の拡散。

エアコンの風がティッシュペイパーを揺らして
ザラつく生活'君に届くな'
→ソフトクリームにかさぶたを埋め込んで、指を突っ込んだまま動けずにいる私とは対照的に、エアコンはきちんと稼働してティッシュペイパーを揺らしていく。そんな「ザラつく生活」を「君」は知らなくていい。

ゆらゆら生きてたい
ゆらゆら歪んでたい
→先述したように「ゆらゆら生きてたい」し、「ゆらゆら歪んでたい」=陣痛剤飲みながら夢にむかって努力しつつ、ゆらゆら生きてるので唇はザラつくし生活全体もザラついていくという今の状態のままでいたい。
夢は叶えたいが、ゆらゆら気持ちよく生きるのもやめたくない。たまに陣痛剤を飲んだりもするけど、基本的にはザラつく生活のまま夢の延長戦を続けている自分のことを嫌いになれない「私」。

おなかから黒い翼が生えたの
→そんな生活をしていたら「黒い翼」が生えてきた。前に進むための「翼」=生きる原動力はあるが、それは一般的にあるべきとされる「白い翼」ではない。しかし、陣痛剤を飲んだり停滞したりしながらも「私」は「黒い翼」を羽ばたかせて生き続けている。

君が笑ったり 君が泣くのが
私のことだなんて許せない
→「君」は「私」の原動力の一つだが、その人にこのザラついた生活を知ってほしいわけではない。「私」は勝手に「君」のことを好きでいるし、「君」には「私」の暮らしや気持ちのことで心を動かされて欲しくはない。君に届くな。